2026年版NISAの始め方!初心者でも最短で運用を開始するまでの手順

2026年版NISAの始め方!初心者でも最短で運用を開始するまでの手順
📋 NISAを始める5ステップ(全体の流れ)
STEP1 証券会社を選ぶ(約15分)→ STEP2 口座開設を申し込む(約10分)→ STEP3 審査・口座開設完了(1〜2週間)→ STEP4 入金&商品を選ぶ(約10分)→ STEP5 積立設定して完了!

STEP1:証券会社(金融機関)を選ぶ

NISAを始めるには、まず口座を開設する金融機関を選びます。NISA口座は1人1口座のみで、後から変更も可能ですが手間がかかるため、最初に慎重に選びましょう。NISA口座を変更する場合、変更できるのは翌年1月からとなるため、最初の選択がとても重要です。

ネット証券 vs 銀行・対面証券

金融機関はネット証券と銀行・対面証券に大きく分かれます。コストと利便性の観点から、初心者にはネット証券が圧倒的に有利です。

比較項目 ネット証券 銀行・対面証券
手数料 ◎ 国内株取引手数料0円が主流 △ 販売手数料がかかる商品が多い
つみたて対象ファンド数 ◎ 200〜250本以上 △ 数十本程度に限定
操作・手続き ◎ スマホで完結 △ 来店が必要な場合も
サポート △ チャット・メールが中心 ◎ 対面で相談できる
初心者のおすすめ度 ◎ 強くおすすめ △ コスト面で不利

銀行・対面証券は手数料が高い商品を勧められるケースが多く、長期投資では大きなコスト差になります。投資初心者こそ、低コストで商品数が豊富なネット証券を選ぶことが重要です。

初心者におすすめのネット証券2選

証券会社 特徴 クレカ積立還元率 こんな人に
楽天証券 楽天ポイントで投資可能。アプリが使いやすい 0.5%〜2.0%(カード種別・ファンドによる) 楽天経済圏を使っている人
SBI証券 ファンド数業界最多水準。クレカ積立還元率が高い 最大5.0%※(三井住友カード プラチナプリファード) とにかくお得に積み立てたい人

※SBI証券の5.0%還元はOlive(オリーブ)の条件達成が必要です。通常利用の場合、年間利用額に応じて1.0%〜3.0%となります。
楽天証券の還元率はeMAXIS Slim等(代行手数料0.4%未満のファンド)を楽天カード(通常)で積立する場合は0.5%。楽天プレミアムカードでは1.0%となります。
(参考: 楽天証券 クレカ積立ポイント還元率一覧 / 三井住友カード つみたて投資

(参考: 日本証券業協会 NISA口座の開設・利用状況

STEP2:口座開設を申し込む(約10分)

証券会社のサイト・アプリから申し込みます。スマホとマイナンバーカード(または運転免許証)があれば完全オンラインで完結します。以前は郵送でのやり取りが必要でしたが、今はほとんどの手続きがアプリ内で完了します。

必要なもの

  • マイナンバーカード(または通知カード+本人確認書類)
  • メールアドレス(口座開設の連絡先として)
  • 銀行口座(入出金に使用)

申し込みの流れ

  1. 証券会社の公式サイト・アプリから「口座開設」をタップ
  2. メールアドレスを登録し、認証コードを入力
  3. 氏名・住所・職業などの基本情報を入力
  4. 本人確認書類(マイナンバーカード)を撮影・アップロード
  5. NISA口座の開設を申請(証券総合口座と同時に申請可能)

申し込み完了後、1〜2週間程度で税務署の審査が完了し、NISA口座が正式に開設されます。開設完了のメールが届いたら次のSTEPへ進みましょう。なお、すでに同じ証券会社に一般口座や特定口座を持っている場合は、手続きが簡略化される場合があります。

⚠️ 注意:NISA口座は1人1口座のみ

NISA口座は複数の証券会社に同時に開設することはできません。年途中での変更も原則できないため、最初から使いやすい証券会社を選ぶことが大切です。「やっぱり別の証券会社にすればよかった」とならないよう、事前に比較してから申し込みましょう。

STEP3:証券口座に入金する

NISA口座の開設完了後、証券口座に投資資金を入金します。入金方法はいくつかありますが、初心者には「クレカ積立(クレジットカードによる自動引落)」がもっとも手間がかからずおすすめです。

入金方法の比較

入金方法 手数料 反映タイミング
即時入金(ネットバンク) 無料 即時〜数分
銀行振込 振込手数料がかかる場合あり 翌営業日〜
クレカ積立(自動) 無料(ポイント還元あり) 毎月設定日に自動引落

クレカ積立を設定すれば、毎月指定日に自動でクレジットカードから引き落とされ、積立が実行されます。手動で入金する手間が省けるうえ、ポイントも貯まるため一石二鳥です。スポット購入(単発で買う場合)は即時入金を使いましょう。

STEP4:最初の商品を選ぶ

NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2種類があります。初心者はまずつみたて投資枠から始めるのが安心です。つみたて投資枠の対象商品は金融庁が厳選した低コストファンドのみで、手数料の高い商品は除外されています。

2つの投資枠の違い

項目 つみたて投資枠 成長投資枠
年間投資上限 120万円 240万円
対象商品 金融庁が選定した投資信託・ETF 上場株式・投資信託・ETF等
投資方法 積立のみ 積立・スポット両方
初心者向け ◎ 長期積立に最適 △ 知識が必要

(出典: 金融庁 新しいNISAについて

つみたて投資枠の初心者おすすめファンド

商品選びに迷ったら、まず以下2本のどちらかから始めるのがセオリーです。どちらも信託報酬(年間コスト)が業界最低水準で、長期積立に適しています。

ファンド名 投資対象 信託報酬 特徴
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 全世界株式(約50カ国・3,000銘柄) 0.05775%/年 1本で世界中に分散。迷ったらこれ
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 米国大型株500社 0.07699%/年(2025年1月実績) 米国経済の成長に乗りたい人向け

「オルカン(オール・カントリー)」の愛称で知られるeMAXIS Slim 全世界株式は、米国・欧州・新興国をまとめて1本で保有できるため、「どれを選べばいいかわからない」という初心者に特に人気があります。eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)はGAFAMなど米国大企業500社に投資するファンドで、過去10年の高いリターンから支持を集めています。どちらが正解かは一概に言えないため、迷ったらオルカンを選ぶのがベターです。

※投資は元本保証ではありません。ご自身のリスク許容度に合わせてご検討ください。

STEP5:積立設定をして完了!

商品が決まったら、毎月の積立金額と引落日を設定します。設定は5〜10分程度で完了します。一度設定すれば、あとは毎月自動で積立が継続されるため、忙しい人でも無理なく資産形成を続けられます。

  1. 証券アプリの「つみたて投資枠」メニューを開く
  2. 積立するファンドを検索して選択
  3. 毎月の積立金額を入力(月100円〜設定可能)
  4. 引落方法(クレカ or 口座引落)と積立日を設定
  5. 確認画面で内容を確認し「設定完了」

設定後は毎月自動で積立が行われます。あとはほったらかしでOK。定期的に(半年〜1年に1回程度)運用状況を確認し、大きく偏りが出ていれば積立金額を調整しましょう。ただし、短期の値動きに一喜一憂して頻繁に売買するのは長期積立の趣旨に反するため、基本は続けることが大切です。

NISAの基本制度:知っておくべき数字

項目 内容
年間投資上限(合計) 360万円(つみたて120万円+成長投資240万円)
生涯非課税投資上限 1,800万円(成長投資枠のみの上限は1,200万円)
非課税保有期間 無期限
対象年齢 18歳以上の日本居住者
口座数 1人につき1口座(金融機関1社のみ)

(出典: 金融庁 新しいNISAについて

よくある質問(FAQ)

Q1: いくらから始められますか?
A: 証券会社によって異なりますが、多くのネット証券では月100円から積立投資を始められます。まずは少額で始めて、慣れてきたら金額を増やすのがおすすめです。投資に慣れるまでは無理のない金額から始めることが長続きのコツです。

Q2: 損失が出たらどうなりますか?
A: NISA口座の損失は、特定口座の利益との損益通算ができません。ただし長期・積立・分散投資を続けることで、時間をかけてリスクを低減できます。短期の値下がりで慌てて売却するのが最も避けるべき行動です。(出典: 国税庁 上場株式等の譲渡損失と配当所得の損益通算

Q3: 証券会社はあとから変更できますか?
A: 変更可能ですが、変更できるのは翌年の1月からです(その年にNISA枠を使っている場合)。手続きも手間がかかるため、最初から慎重に選ぶことをおすすめします。

Q4: 積立設定はいつでも変更・停止できますか?
A: はい、毎月の積立金額の変更や一時停止はいつでも可能です。育児・転職・病気など生活の変化に合わせて柔軟に調整できます。長く続けることが重要なので、無理のない金額設定が鍵です。

Q5: NISA口座で買える商品はどこで確認できますか?
A: つみたて投資枠の対象商品は金融庁の公式リストで確認できます。成長投資枠の対象商品は各証券会社のサイトでご確認ください。

※本記事は情報提供を目的としており、投資を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いします。元本の保証はなく、損失が生じる場合があります。

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監修・執筆

投資ナビ編集部

「投資ナビ」編集部は、NISA・iDeCo・投資信託・株式投資など個人の資産形成に関する情報を専門に調査・執筆するチームです。記事制作では金融庁・国税庁・日本証券業協会などの公的機関の一次情報を基準とし、法改正・制度変更のたびに内容を随時更新。断定的な投資助言や誇張表現を排除した編集方針のもと、「初心者でも正しい知識で判断できる」情報提供をミッションとしています。